免許証を偽造する時、使う顔写真について

顔写真を用意する際はフォトスタジオや写真館でデジタル撮影してもらってください。背景はなるべく青色の単色でお願いします。グラデーションがかかっていると駄目です。

青色の背景がどうしても無い場合は白やグレーでもOKです。肌色や黒は不可です。理由は人物の顔や髪の毛、服の色と背景の色が似ていると画像処理で切り抜きが不可能になるからです。背景の色を変更するには背景の部分だけがその他の部分とは違う色である必要があるのです。特撮映画などのCG合成映画の背景がブルーシートやグリーンシートである理由も同じです。青色や緑色は人物の体には存在しない色だからです。

青い背景で撮影してほしい理由をもっと細かく言うと、最初から青い背景で撮影すると人物の髪や顔の輪郭に青色の光がほんの少し反射光として入って青くなります。白やグレーの背景で撮影しても青い反射光は入りません。そんなわけでプロが見れば、画像処理した写真かどうかは見破られてしまうのです。素人が見ても気づかないレベルの話ですが。

ご自身でデジタルカメラで撮影する場合は背景が単色でフラットな壁を使い、真正面からフラッシュ撮影してください。斜めや横から光が顔に当たっていると、証明写真として使えません。蛍光灯1つの室内でフラッシュをたかずに撮影すると、そういう失敗写真になります。

最近あまりにもいい加減な写真を送ってくるお客様が多いので、書かせていただきました。ぼやけている携帯電話の写メとか、背景に物が写っている室内写真などは使えません。携帯の画面で綺麗に見えても解像度72dpiですから印刷に使用できません。

印刷するにはその10倍程度の大きさの画像でなければ綺麗には印刷できないのです